雑記

読切小説
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 いつからだろう。彼と一緒に行動をしなくなったのは。
 昔は隣にいるのが当たり前だった幼馴染みの彼。
 でも、今はそばにいないのが当たり前になっている。
 偶然、同じ学校の同じクラスの彼だけど、それ以上でもそれ以外でもない。
 名前を呼び合う仲だから、勘違いする人もたまにはいたから、ずっとただの幼馴染みと言い続けてきた。
 そう、私にとってただの幼馴染みだけのはずなのに、女の子と仲良くしているのを目撃してしまうと心がもやもやする。
「詩織ちゃん、それは恋っていうんじゃないの?」
 メグの言葉が頭の中を駆け巡る。
 私は彼に恋をしているのだろうか?
 誰にでも優しい少し鈍感な彼に。
 私の心に聞いても、ちゃんとした答えは帰ってこない。
 けど、いつかはわかるのかな。この気持ちがどういうものなのか。
 わかるまで、私は心の中を探して歩く。
 手遅れにならないよう、急ぎ足で…。
 だから、心の扉をあなたも叩いて。
 鈍感な私が気付くように…。

END
10/03/17 22:49更新 / 旧作品集

■作者メッセージ
衣より
 ふと出てきた詩織のSSです。
 詩織の立ち位置って有利そうで不利ですよね。
 条件が厳しいせいで、落とすのも大変ですし。
 私にとっての難関キャラは詩織ではなく、見晴ですけど。
 そばにいるのが当たり前で、大切な人を気づきにくくなるというのはあり得る話だと思います。
 また何か自分の言葉で書き留めたれたらなとは思います。

↑書いたときの後書きです。
たまに詩織の話を書いている気がします。

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