雑記

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永遠(とわ)への道 ショートバージョン
「その気になったら、いつでも追いかけてきて。待っているから」
 そう公に告げ、アメリカに旅立って行ってしまった伊集院。
 残された公といえば、挑戦状を渡された以上、実行に移すしかないと思っていた。
 思えば、高校時代。
 失敗するたびに嫌味を言ってきた伊集院を見返すために頑張ってきた気がする。
 それは、今思えば、伊集院なりの励ましの言葉だったというのがわかる。
 だから、今回も公はその励ましを受け止め、がんばるつもりでいた。
 どれだけ、厳しい現実が待っているとしても、レイの笑顔には変えがたいものがあると考えていたから。
「さて、どう動くかな」
 空港から立ち去りながら、今後の事を公は思案していた。

 その頃、専用ジェット機の中で、レイは先ほどのやり取りを思い返していた。
 卒業式後、レイにとって夢としか思えない時間はあっという間に過ぎ、今日という旅立ちの時を迎えた。
 わかっていたこととはいえ、付き合いだしてからすぐの、超遠距離恋愛はレイだって辛い。
 けど、伊集院家の娘として、甘えることは許されないし、こういう時間も必要だとも考えている。
 永遠に二人でいたいと考えた時、遥か先で、今、甘えたことが裏目に出ないとは限らないから。
 本音を言えば、公が伝説の樹に寄りかかったままの男でもレイは構わないとは思っている。
 が、それだと、これから乗り越えて行けない、そう確信できるから、冷たい言葉を放った。
 それをどう受け止めてくれるかで、これからの二人の未来の前途が決まるとレイは考えている。
「公、あなたの本気、待っているから」
 自分の想いを受け止めてくれているだろう、公に遠い空の上から、激励を飛ばし、自分はこれから待ち受ける留学生活に気持ちを引き締めた。

END
10/03/17 22:47更新 / 旧作品集

■作者メッセージ
★亜衣より★
ひいろさんのリクエストで放課後のノーマルED後の二人です。
再会までも考えていたのですが、今回はこんな感じに仕上げてみました。
EDは大まかな内容は覚えていたのですが、詳細のセリフは覚えてなかったため、資料を探し、探しだした資料をみながら、練ってみました。
また何かリクエストお待ちしております。

↑書いたときの後書きです。
まだロングバージョンかけてないですね(^_^;)
いつかは書きたいです。

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