雑記

読切小説
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ただ一人の君に…
 初めてお前に出会ったのは、高校入学式のときだった。
 厭味な登場、厭味な挨拶のお前に、関わりたくない奴と思ったのを今でも覚えてる。

 それが、いつからだろう。気になる奴に変わったのは。
 女の子に囲まれながらも、心底笑ってないのに気づいたから?
 それとも、俺を集中攻撃してくるお前が気になったから?

 今になると、きっかけが多すぎて何だったのか俺にもわからない。
 ただ、それがなければ、今の関係がなかったのは確かだ。

「何を見てるの?」
 背後から声をかけられ、驚く。 
 おれの見てたのが、何か確認した君は少し口をとがらせる。
「昔の私を思い出すなとは言えないけど、今の私を見て。昔の私は私であって、私ではないんだから」

 そんな君が俺は愛おしくなる。
 お前から君に二人称が変わっても、気になるのは変わらない。
 気になる奴から、愛おしい君には変わったけど。

「ねえ、どうしたの? 黙りこくって」
 心配そうな顔で、君は俺を見てくる。
「いや、レイがいつも可愛いなと考えてただけ」
 俺の言葉に、また君は膨れる。
「ばか、しらない」
 そんな君を俺は抱きしめる。
「レイ、ありがとう。俺を選んでくれて」
「それは私の科白。あんな態度をとっていた私を選んでくれて、本当にありがとう」

END
10/03/17 22:13更新 / 旧作品集

■作者メッセージ
亜衣より
 う〜
 わけのわからない話になってすみません。
 なんか無性に書きたくなって書き散らしてみました。
 いまだにレイ様が一番愛おしいです。
 彼女を守りたい、幸せになってほしいです。
 これからもこういう内容が多いかも(*_*;

↑が書き上げたときのコメントです。
この気持ちは今もそうですね。
レイちゃんが幸せになる話を書いていきたいと思います。

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